天才が凡人に出会った。

凡人が天才に出会った。

過重労働・ブラック企業・ヒット商品の開発・独立。波瀾万丈の人生を歩んだフリーランスがこれまでの人生を振り返ります。

20年来の友人に「新興宗教」の信者の家に連れていかれた話。その1

私には小学生からの付き合いの20年来の友人(ヒロ君)がいます。

ヒロ君とは良い意味での非日常体験というのでしょうか。

記憶に残る出来事が沢山ありました。

今回はエピソードの一つをご紹介したいと思います。

時系列としては10年程前のお話になります。

 

いつもの日常

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その日、私と友人はヒロ君の家で遊んでいました。

テレビゲームをしながらだべる、3人のいつもの日常です。

テレビゲームを楽しんでいると

 

「あのさ、2人に会わせたい人がおるんやけど」

 

ヒロ君が急に意味深なことを言いました。

 

私「なんやねん唐突に笑」

友人「どんな人なん?」

 

当然の様に返す私と友人ですが、この時、特に疑ってはいませんでした。

というのも、ヒロ君はいつもこんな感じで私と友人を巻き込んでいく人なのです。

全然知らない人がゲームの達人だったり、マニアックなゲームを持ってきたりは

よく見る光景でした。

それもあってか自然に彼の家にはゲーマーが多数集まるようになっていました。

そんなヒロ君が私達に合わせたい人、どんな人なのかむしろ楽しみなくらいでした。

 

「アーケードの筐体がある人とか?」

「ゲームの達人とか?」

「実はゲーム作ってる人とか?」

 

私はヒロ君に色々聞きましたが

 

「うーん、合えば分かるから」

 

ヒロ君は頑なにどんな人かは話してくれませんでした。

 

「自転車ですぐだからついてきて」

 

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私と友人はヒロ君の後に続きながら、自転車で進むこと15分、

 

「ついたよ」

 

ある場所でヒロ君は自転車を止めました。

 

案内された場所は・・

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見るからに年季の入った文化住宅・アパートでした。

築年数が経っているのかところどころ錆びついています。

 

(何か怖いな・・)

 

古い建物特有の特徴に私は少し不気味さに感じました。

そんな私をさておいて、ヒロ君は1階のある部屋のドアをノックしました。

 

「〇〇〇」

「△△△」

 

何か話しているようでしたが小声のため私と友人には聞こえませんでした。

その後ヒロ君に手招きされ、私と友人は中に案内されました。

 

現れたのは・・

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「おお!よく来たね!さあ、座って座って!」

 

私たちを迎えてくれたのは30代の男性でした。

テンションが高く、笑顔だったのが印象的でした。

手慣れた様子で座布団を人数分置いて私達3人は座りました。

私は座布団に座るとさりげなく周りを見渡すと、

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部屋は和室、2kで8畳程の広さでした。綺麗に片付いています。

私は一通り見渡すと気づきました。

 

ゲーム機が何処にもありません。

 

私はてっきりゲームに関係する人かと思っていただけに、

 

(この人は何者なんだ・・?)

(ヒロは何のためにこの人に会わせたんだ・・?) 

 

私はヒロ君を横目でちらっと見るもヒロ君は何も話そうとしません。

唯一男性と面識のあるヒロ君が話さないと場がもちません。

・・・・

数秒の沈黙が流れた時、男性が口を開きました。

 

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「今日は僕が君達について知りたいと思ってきてもらったんだ」

 

男性は私達に今までに体験した楽しいことや辛かったこと

話してほしいと言いました。

 

「ああ、これ食べてね」

 

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男性は私達の前にせんべいを置きました。

私たちはせんべいをパリパリ食べながら自分の中の体験を話しました。

 

楽しい体験には「そうだったんだねー」「それはよかったね!」

辛い体験には 「それは大変だったね」「辛かったんだね・・」

 

男性はこんな風に返していました。

特に普通の日常会話なのですが、反応が妙にオーバーで

私は(何か独特な人だな)と思いました。

 

私たちの話を一通り聞くと

 

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「ところで君達は神様についてどう思う?」と言いました。

 

 「神様についてですか?」

 

私は思わず聞き返しました。

正直なところ最初のやり取りで男性に対して不信感を抱き始めていたのです。

冷静に考えて自分より一回り上の見知らぬ男性の部屋に自分はいて、

神様について尋ねられている。

中々遭遇するような場面ではありません。 それに、

 

(神様についてと言われても・・何を話せというのでしょうか)

 

何か面白い話を話せるわけもないので、私と友人も人並みの認識を話しました。

この時の男性の内容は残念ながら鮮明には覚えていないのですが、

男性も神様について似たような話をしていたと思います。

そして男性としばらく神様について話していると

 

「実は君達に見てもらいたい物があってね」

 

そう話すと男性はポケットをまさぐり、ある物を取り出して私達の前に置きました。 

 

つづく

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