天才が凡人に出会った。

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凡人が天才に出会った。

過重労働・ブラック企業・ヒット商品の開発・独立。波瀾万丈の人生を歩んだフリーランスがこれまでの人生を振り返ります。

初めての秋葉原で高級絵画を買わされそうになった話

今回は時系列は私が高校生の時初めて東京に行った時の話になります。

2017年現在から15年以上前の話になります。

 

初めての東京観光

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私は夜行バスに乗って東京に観光に来ていました。

日本一の電気街とも言われている秋葉原を見てみたい!というのが第一でした。

秋葉原が多く、ビルがとにかく高かったのが印象的でした。

 

大通りをしばらく歩いていると

 

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「絵画展を見ていきませんか?」

 

女性からポストカードを渡され、声をかけられました。 

女性はバスケットを下げていて、中にはポストカードが沢山入っています。

 

「絵画展・・ですか?」

「はい!中で展示しています。よければ一度ご覧になって下さい!」

 

この時の私の素直な感想は

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「(絵画展!大阪では見たことなかったな!やっぱ東京はおしゃれやなー!)」

 

電気街で絵画展とは。日本橋では見たことがありませんでした。

良く言えば純粋でした。変に感動したのを覚えています。 

 

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※画像はイメージです。

お店の中を覗いてみると壁に沢山の絵画が飾られていました。

良い雰囲気です。

 

「ええ、いいですよー。」

 

私はポストカードを受け取り建物の中に入ろうとしました。

(入り口から半分くらい足を踏み入れようとしたことをはっきりと覚えています)

 

その時に、ふと

 

(あーでも東京まで来て絵見るのもなぁ・・)

 

実は今回私は1泊2日で東京に来ていてその日は2日目だったにです。

秋葉原に来て15分も経っていません。

この時私は早くお目当てのショップを見たい気持ちが強かったのです。

 

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「すいません、やっぱ止めときますわー」

 私は女性に謝るとくるっと体を翻し店の外に出ようとしました。すると

 

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「え!そ・ん・な・こ・と言わずに!見て・いって・・く・だ・さい・!」

 

女性は私の左腕にいきなりしがみ付き、物凄い力で引き止めにかかりました。

必死です。余りの力に私はバランスを崩しかけました。

表情からは鬼気迫るものを感じます。

 

(この人はなんでこんなに必死なんだろう・・?)

 

私は一度了承したのもあって、女性に対して悪いなと思いながらも、

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「すいません、実は東京に観光に来ていて、秋葉原にはついさっき来たばかりなんですよ。

見てみたいところがあるので。絵でしたら他にも好きな人いるでしょうし」

自分の左腕にしがみ付く女性の手を力ずくで振り払って店を後にしました。

  

その後目的のお店を見て歩き、東京旅行を満喫することができました。

 

女性の正体

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大阪に帰ってから私の頭の中には一つの疑問が残っていました。

秋葉原で出会ったあの女性は一体何者だったのだろう・・?

私の腕にしがみ付いてきた時の彼女の鬼気迫る表情も相まって気になりました。

 

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興味本位でインターネットで何となしに

秋葉原 女性 ポストカード 絵画展」

当時このようなキーワードで検索しました。

 

すると匿名掲示板の一つのスレッドが目に入りました。

 

おい!初めて秋葉原に来る奴はエウリアンに気を付けろ!!!

 

エウリアン

 

聞いたことがない言葉です。

早速スレッドに目を通しました。内容はこうです。

 

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1:秋葉原のある店の前でポストカードを配っている女性がいる。

女性は現在絵画展を行っていて店内で絵画を見るように勧めてくる。

 

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2:店内に入り、ひと通り絵を見ているとある部屋に案内される

 

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3:部屋に入れば最後、屈強な男性が入り口を塞ぎ、

高額な絵の購入を勧められ、契約するまで軟禁状態となり閉じ込められる。

 

この絵を無理やり売りつける様から

絵を売る+エイリアンを組み合わせて

エウリアン(絵売りアン)と呼んでいる

 

そしてこのエウリアンによる被害が続出していて、

スレッド内では「100万の絵を買わされた」「50万の絵を買わされた」等

被害報告が次々とされていました。

この被害を防ぐためにスレッドで注意喚起を行っているようでした、

 

そして、スレッドの最後は

 

いいか!絵画を見るように勧められても絶対に中に入るなよ!!

中に入ったら終わりだぞ!!

 

このような一文で締めくくられていました。

 

え・・?

 

私は一瞬寒気を感じました。

 

いやいやいや、一概に秋葉原と言っても広いし、別の場所かもしれないし。

そう思いながらスレッドを読み直していると

 

場所は分かってるから載せておくぞ、この店だ!

スレッド作成主は店の場所だと思われる画像のリンクを貼っていました。

 

・・・

 

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クリックしてみる。

 

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この場所・・・! 

 

 

画像には店舗の店先の写真が掲載されていました。

間違いありません。私が実際に見た店と全く同じ店でした。

 

 

絶対に中に入るなって?

 

中に入ったら終わり・・?

 

店の中に入りかけたんだけど・・

 

 

じゃ、じゃあもし、あの時引き返さずに店内に入っていたら?

 

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  私は余りの恐ろしさにしばらく震えていました。

 

 

 

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私に声をかけたあの女性の笑顔の下には

「いいカモが来た♪」とか考えていたのでしょうか。

そう考えると彼女の鬼気迫る表情にも納得がいきます。 

 

当時の私には余りにも衝撃的で人間不信になりそうになりました。

なにせ危うく高額な絵画を買わされるところだったのです。

当時高校生の私には50万なんて大金が用意できたとは思えません。

 

1泊2日の2日目であったこと、

秋葉原に来て間もなかったこと、

お目当てのショップに行く前だったこと、

 

いくつもの偶然が重なりあって、難を逃れることができました。

まさに九死に一生の経験でした。

 

今となっては話のネタになっていますが、

当時の経験からなのか、今でも「絵画展」というキーワードには人一倍反応してしまいますね。

ポストカードなんて配っていたら・・なおさらです。

もう絵画展はこりごりです。

 

おわり

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