天才が凡人に出会った。

凡人が天才に出会った。

過重労働・ブラック企業・ヒット商品の開発・独立。波瀾万丈の人生を歩んだフリーランスがこれまでの人生を振り返ります。

無能の烙印を押された私が大ヒット商品を開発する話。その1

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この話は私が総合通販の会社に就職していた頃のお話です。

当時私は大手ショッピングモールのネットショップの店長として

ネットショップの立ち上げから運営の仕事を任されましたが、

月の売り上げは40万~70万という規模でした。

しかし、ある人と力を合わせて新商品を開発。

その商品は後に会社全体で1億7000円の売り上げを上げる大ヒット商品となります。

今回は私が会社員時代にヒット商品を開発するまでのお話になります。

 

未経験の私を社長が一発採用。

 

私が面接に訪れた時、面接は社長が行いました。

社長からは

現在我が社ではテレビCM・新聞広告を中心に通販を行っている。

業績は好調で順調に伸び続けている。

今回新しくインターネットでの販売を始めようと思っている。

安定した売り上げも見込めるだろうから売り上げよりもまずは

テレビCM・新聞広告で紹介した商品をネットショップに追加してもらえれば良い、

それを君に是非お願いしたいと思っている。

 

まとめるとこのような内容を伝えられました。

私は過去にネットショップのアルバイトで補助的な作業の経験はありながらも

ネットショップの運営は未経験でした。

前職の製造業での実績を中心を自分なりに仕事に対する熱意を伝えました。

面接中私の応答に対して社長はうんうんと頷きながらも

淡々と話しているように私には見えました。

面接の数日後、企業から採用の連絡があり私は正式に採用されることになりました。

 

部署は新規部門のため私の1人部署となり、

入社後は自社のネットショップ・大手ショッピングモールに出店、

テレビCM・新聞広告の商品を随時ネットショップに追加する仕事を中心に行いました。

 

余談

 

入社後に先輩から聞かされたのですが、私の面接の後、

社長が喜びのあまりに「これで会社が変わるぞー!」と言いながら

両手を上げて会社内を走り回ったそうです。

 

当時私以外にも多数の応募があったが社長が私に即決したとのこと。

社長は私から何か感じるものがあったのでしょうか。

(ありがたいけど、それはそれで結構プレッシャーだなぁ・・)

ネットショップの分野には興味があり、やってみたい仕事でしたが、

私は嬉しい反面、不安になりました。

 

総合通販の企業の例外

 

ここで少しだけ専門的なお話をさせて下さい。

通常「新しく商品を販売しよう!」を新しく出店したネットショップが

オープン直後から注文が入るということはありません。

安定した売り上げを上げるのに非常に苦労します。

認知度がない・商品力の不足・広告費が出せない等理由は様々です。

町の小さなお店でも、大手ブランドのお店でも出店すれば

同じ土俵で戦うことになります。

しかし、総合通販の場合、普段からテレビ・新聞等で勢力的に宣伝を行っているため、

あらかじめ条件を満たしているのが特徴です。

特に「テレビで見た商品」の信頼は非常に高いです。

面接で社長が話していた「安定した売り上げも見込める」はこれらを指しています。

 

新規ネットショップがぶつかる3つの壁

 

新しく出店したネットショップは主に3つの壁にぶつかると言われています。

  1. 月商100万円
  2. 月商400万円
  3. 月商1000万円

ネットショップは出店に伴うコストもかかります

(材料費・カード決済手数料・送料・広告費・梱包材等)

多くのお店は1つ目・2つ目の壁を越えることができず、

日々コストがかさむことから「割が合わない」という判断の元に

出店してから2~3年以内に撤退をすることが多いです。

 

そしてこの3つの壁の中の1つ目の壁である月商100万円以下の

ネットショップの店長は社内では決して良い扱いはされません。

私自身入社後はこの壁を越えることの難しさを思い知らされます。

 

 他店舗と戦う前の戦力差

 

 皆さんも普段ネットショップで買い物されることもあると思います。

その時何を優先しているでしょうか。

 

  • 商品の値段(購入しようとした商品が安いかどうか)
  • 送料(無料かどうか・〇〇円以上で送料無料等)
  • 注文から発送までの速さ
  • 同梱できるかどうか

 

人によって異なると思いますが、こちらの4つの中に当てはまるのではないでしょうか。

これらの条件は出店している各お店・企業が条件を定めています。

私が就職した総合通販の企業をこれらの4つに当てはめると

 

・商品の値段:他店舗より高い

・送料:全国一律1000円・送料無料にはならない

・注文から発送まで:注文してから2週間前後でお届け

・原則同梱できない

 

見事なまでにどれも当てはまりません。

※補足しておくとこれらの条件は総合通販の世界では別段不思議なものでななく、

現在でもよく見かける条件になります。

本来は送料等の条件設定は担当者の考えを元に定めるのですが、

私が就職した企業の場合既に他のメディアで条件を宣伝しているため、

「ネットショップも同じ条件で販売」となりました。

これは私の考えが甘かったですが、自分なりにあらかじめ条件を考えていただけに残念でした。

 

本来なら怖い物なしのはずが

 

実はこれらの条件を覆すのがテレビCM・新聞広告等の販売です。

実際に大手ショッピングモールのランキングの上位には

〇〇ショッピング等の総合通販の企業が現在もランクインしているのを見かけます。

今になって冷静に分析するとライバル企業に比べて、

テレビCM・新聞等の媒体の力が弱かったのでしょうか。

ぽつぽつと注文が来るも大きな売り上げには繋がりませんでした。

 

直属の上司から無能の烙印を押される。

 

出店から1年が過ぎた頃、私の直属の上司の態度が明らかに変わってきました。

 

「おい」「お前さー」「これじゃあ人件費も出ないやろ」「やる気あんの?」

「売れてないショップに出す金はない。広告費なしで売り上げあげろ」

 

毎日の様に厳しい言葉を浴びせかけられました。

その時のお店の月商は40万~70万前後。

良く言えばトントン、又はやや黒字、悪く言えば利益がほぼ出ていません。

社長は「まぁまぁ」と私をかばって下さったのですが、専務は実力主義

売り上げを出せていない私を戦力としては認めませんでした。

厳しいようでこれは当たり前の話で、結果を出せていない人間への評価は

非常なものです。

この時の私の正直な気持ちは「専務に対する苛立ち」よりも

「自分の無力さへの悔しさと自分を評価してくれた社長に対して申し訳ない」

気持ちで一杯した。

何とかしたい。そんな思いが常に頭をよぎっていました。

 

私はこの頃には自然とプライベートな時間も

どうすれば売り上げが上がるかを考える様になっていました。

 そんな日々が続く中、ある日私は新入社員が1人入ることを聞かされます。

 

社長のコネで入社した中途採用のマツオカさん

 

私が入社して1年が過ぎた頃1人の男性社員が入社します。

名前はマツオカさん(仮名)

年齢的には一回り上の方で、どうやら社長のコネで入社とのこと。

無能の烙印を押された私が大ヒット商品を開発できたのは、

マツオカさんの力なくてはありえませんでした。

 

マツオカさん「TAF君よろしく!」

 

マツオカさんの印象は明るく、人当たりが良いイメージでした。

人を惹きつけると言ったらいいのでしょうか、不思議な魅力を持った人です。

マツオカさんは私と同じ部署に配属されました。年上の後輩になります。

 

専務からは私が1人の時に

「お前が余りにも戦力にならんから人を入れることにした。何とかしろ」

との一言。

 

※後にマツオカさん本人から聞かされるのですが、

マツオカさんの入社の経緯は私とは特に関係ありません。

私に発破をかけようとしていたと思います。

 

それからしばらく私は日中の業務に加えてマツオカさんに仕事を教えていました。

お昼の休憩は私は外食、マツオカさんは社長とお昼に行っているようでした。

 

マツオカさんから突然のお誘い

 

マツオカさんが入社してからひと月程が過ぎたある日、

お昼の時間マツオカさんと専務がお昼に行きました。

 

私は珍しいなと思いながらもその時は特に疑問には思いませんでした。

 

そして、翌日のお昼

 マツオカさん「TAF君今日一緒にお昼行かへん?」

 

 突然マツオカさんから一緒にお昼を誘われました。

 私「はい。良いですよ。僕・・良いお店知っているのでそこに行きましょう」

急な誘いに驚きながらも断る理由もないので私はすぐに了承。

 

この時私はふとマツオカさんが昨日専務とお昼に行っていたことが頭をよぎりました。

 

「(昨日専務とお昼と行った翌日に「私」をお昼に誘う

マツオカさんは私に何か大事な話をしようとしている・・?)」

 

私は何かを察し、自分が知っている隠れ家的な和食のお店にマツオカさんと向かいました。

 

その和食のお店でマツオカさんは私にあることを打ち明けます。

 

つづく

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